悪魔 アモンについて



名:アモン(Amon) 序列:7 爵位:侯爵こうしゃく 惑星 :月 星座:双児宮そうじきゅう(ふたご座)

アモンとは

アモンとは悪魔学における悪魔の一人で、『ゴエティア』に記載された「ソロモン72柱の悪魔」の1柱を担う魔神である。

『ゴエティア』によると、アモンは地獄の魔神40個軍団を支配する序列第7の悪魔にして、大いなる力を持つ最も厳格なる地獄の侯爵であるそうだ。

また、アモンは蛇の尻尾をした狼のような姿で、口から燃え盛る炎を吐きながら現れると言う。

後に術者の命令に応じて人間の男性の姿をとるが、その頭はカラスに似ており、犬の歯が生え揃っているそうだ。

あるいは単にカラスの頭をした人間の男性の姿を取ると言われている。

では次にアモンの持つ能力や術者にもたらす恩恵についてだが、彼は友人間に不和を引き起こしたり、友人間の争いを静める事が出来ると言う。

なので、アモンさえいれば思いのままに人々を争わせたり、仲直りさせたりする事が出来るという訳だ。

勿論、個人的に仲直りをしたい相手がいる場合などにも有効である。

他にも彼は、過去のあらゆる物事とこれから起こる全ての物事について語るそうだ。

これから起こる物事を事前に教えてもらえば、株や仮装通貨などで大儲けが出来るだろう。

なお、アモンを召喚してその力を借りたいものは彼(下記)の印章を羊皮紙ようひしまたは金属板に書いて身に着けておかなければならず、もしも怠った場合は彼を従える事は出来ず、恩恵は受けられないそうなので注意されたし。


備考

『ゴエティア』ではアモンは蛇の尻尾をしたオオカミのような姿で、口から燃え盛る炎を吐きながら現れると記述されているが、『地獄の辞典』のアモンの項目の挿絵においては頭部がフクロウ上半身がオオカミ下半身が大蛇というデザインで描かれている。

なお、『地獄の辞典』とはフランスの文筆家ぶんぴつかコラン・ド・プランシーによって書かれ19世紀に発行された書籍(悪魔解説書)の事である。

同書の中には『ゴエティア』に記載された悪魔達も多く登場するが、記述や見た目などの特徴が大きく異なる場合がある。

アモンに関しては見た目の特徴以外はほとんど同じであるそうだが、他の魔導書によっては見た目の特徴以外も大きく異なる場合があるので混乱しないように注意した方が良いだろう。

ちなみに、18世紀の代表的な魔導書『大奥義書』では、アモンは地獄の総司令官の地位にある大悪魔と紹介されているようだ。


参考文献

・英語版ゴエティア 英訳:マクレガー・メイザース

・魔導書ソロモン王の鍵 編著者:青狼団

・萌える!ソロモン72柱の魔神事典 著者:TEAS事務所

・Wikipedia等





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