もくじ
チーターについて
チーターは食肉目ネコ科チーター属に分類される食肉類。
大きさは他の大型のネコ科の動物であるライオンやトラなどと比べると遥かに小さいが、地上で最も速く走る事の出来る動物として知られている。
他のほとんどのネコ科の動物と違い昼に狩りを行う。
アフリカとイランに分布、生息している。
かつてはアジアとアフリカの全域で見られたが、現在は熱帯雨林地方を除くアフリカの２５ヶ国とアジアではイランにのみ生息している。
イランに生息しているチーターは深刻な絶滅の危機にある。
生息域は多様で草原地帯や森林地帯、半砂漠地帯など様々な環境に生息している。
体長・体重・体高
体長：１．２～１．５メートル
体重：２０～７０キログラム
体高：７０～９０センチメートル
身体能力
チーターは陸上の哺乳類の中で最も走るのが速い動物で最高速度は１００～１２０ｋｍ/ｈ、走り始めてから僅か３秒ほどで最高速度に達する事が出来る。
獲物を追う際の平均の最高速度は６４ｋｍ/ｈ程度とも言われている。
※全力で走れるのは平均で２０秒ほど
※チーターは全力で走っていてもほとんどその場で止まれるほどの制動力を持っている
チーターの体は速く走るのに適した作りになっているが、スピードを追求した結果、体はほっそりとしていて、頭や顎も小さく噛む力も弱い。
時々木登りをする事が確認されているが、泳げるかどうかは確認されていない。
チーターの狩り
チーターの主な獲物はガゼルやインパラなどの中型の草食獣で狩りは基本的に単独で行う。
その際は射的距離まで近づき一気に飛び出し前足でとらえ、首を噛んで仕留める。
他のどんなネコ科の動物よりも速く走れるチーターだが狩りの成功率は半分程度である。
先ず、チーターは僅かな距離しか全力で走れない事と、主な獲物であるインパラやガゼルなどがチーターほどではないにしろ時速８０ｋｍほどの速い速度で走れる事などが原因となっている。
天敵・捕食者
チーターの天敵・捕食者は同じネコ科の動物であるライオンやヒョウ、ハイエナなどで主に幼獣が狙われる。
チーターが昼に行動するのはこういった危険な捕食者との遭遇を避けるためである。
※ライオン・ヒョウ・ハイエナは夜行性
涙の跡
チーターの左右の目の下には縦に走る黒い線があるが、これをtear marks(涙の跡)と呼ぶ。
これは獲物を追う際に、照りつける太陽光から目を保護する役割がある。
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