合成獣 キマイラについて

キマイラとは

キマイラとはギリシア神話に登場する合成獣である。

顔と前肢がライオンで、胴体と後肢がヤギ、尻尾がヘビで、さらに背中からヤギの頭が突き出している姿で描かれる事が多い。

また、ライオンの顔にはオス特有の鬣(たてがみ)が描かれるが、キマイラはメスであり、一説にはギリシア神話におけるスフィンクスの母であるとも言われている。

ちなみに「キマイラ」とは日本語の読み方で、英語ではchimeraキメラ、ラテン語ではchimaeraキマエラという。





起源・由来

元々「キマイラ」という名は古代リキュア(現トルコ南沿岸にある地域にあたる地域)にあった「キマイラ山」が由来だと言われている。

キマイラ山は地面から常に炎を吹き出しており、これは口から炎を吐くギリシア神話におけるキマイラの特徴と一致しており、一説にはキマイラというのはこのキマイラ山を動物として表現したものらしい。

※古代リキュアにあったキマイラ山は現トルコにあるヤナルタシュ山であると考えられている


キマイラの倒し方

父に魔神テュポン(主神ゼウスに匹敵するほどの力を持つと言われる怪物または神)、母にエキドナ(ケルベロスやヒドラなど多くの怪物を産んだ怪物)を持つキマイラもまた強力な力を持つ怪物である。

人間には到底倒せないと思えるが、実は勇気と度胸があれば以外に簡単に倒せる。

その方法はギリシア神話に登場する英雄ベレロポンが教えてくれた。

彼はキマイラが火炎を吐く際に先端に鉛の塊をつけた槍を口に放り込み、鉛を口の中で溶かし気道を塞ぐ事でキマイラを窒息死させた。

なのでベレロポンに習って我々も、もしもキマイラと出くわした場合は鉄製品を口に放り込んで窒息させて倒そう。


生物学におけるキマイラ(キメラ)

生物学におけるキメラは同一の個体に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態や、そのような状態の事を指す。

また他にもキメラウィルス(他の生物からの遺伝物質を含むウィルス)などのように「由来が異なる複数の部分から構成されている」という意味で「キメラ」という単語が用いられる事がある。

言うまでもなくこのキメラはギリシア神話に登場するキマイラに由来する。





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