もくじ
私は30歳になるまでに様々な職種のバイトを経験してきました。
良い機会なのでここに私の職歴、何歳の時に何のアルバイトをしていたのかを記しておきます。
ちなみに今の私はニートの完全体です。
17歳:解体業
18歳:ラーメン屋の皿洗い
19歳:ウォーターサーバーのボトルをトラックに積む仕事
20歳:閉店後のスーパーの清掃
22歳:ガソリンスタンドの店員
23歳:スーパーの鮮魚部門
24歳:スーパーの品出し
25~27歳:スーパーの惣菜部門
28~29歳:牛丼屋の店員
30歳:霊園の清掃
と、まあこれが私のいわゆる職歴ってやつなのですが、見て分かる通り飽き性なのと極度の人見知りが災いして、一つの職場に長く勤める事は出来ませんでしたね。
どのバイトも良いところと悪いところがあって、勤務期間中は自分の中でいろいろ葛藤もありましたが、結局どのバイトも長続きせずにほとんど1年未満で辞めてきました。
一番長く勤めたのはスーパーの惣菜部門で、大凡3年くらいは勤務していましたね。
結局パートのおばちゃん全員と副店長に嫌われてしまい、居づらくなって辞めてしまいましたが、作業内容は比較的楽で、職場も自宅の徒歩圏内でしたので結構気に入っていました。
やっぱり人間関係で嫌になっちゃうってパターンが圧倒的に多かったです。
特に、閉鎖された空間で作業するような職場だと、人間関係がうまくいかないと地獄ですね。
私は職場では無口で不愛想なので、基本的に嫌われます。
単純に嫌われるだけなら、バイトを辞めるとまではいかないのですが、嫌な仕事を押し付けられたり、シカトされたり、嫌がらせをされたりすると、さすがにキツくなって辞めてしまいます。
だからと言って、職場で愛想よくすれば上司や他の従業員の良いように使われるのがオチなので、難しいところです。
20代の中頃にはもう「バイトは長続きしないもの、嫌になったら辞めれば良い」と割り切っていましたが、それまでは「自分は遅刻もしないし、無断欠席も絶対しない、さらに、勤務時間中は無駄なお喋り一つせず真面目に黙々と業務をこなしているのになぜ嫌われるんだ?笑顔で会話が出来ないだけでなんで嫌われないと駄目なんだ」と、結構悩んでいました。
多分、昔の私みたいに職場の人間関係で悩んでいる人はいっぱいいると思います。
自分らしくしていれば嫌われるし、無理して社交的に振る舞えばストレスがたまる。
どっちにしても上手くいかないなら、自分らしく振る舞って上手くいかない方が断然良いと思います。
そして、嫌になったら速攻で辞めれば良いんですよ。
バイトから正社員を目指しているとかならそうもいかないと思いますが、そうじゃないなら一つの職場や業種にこだわる必要は全くないし、バイトなんていくらでも替えがききます。
むしろ、色んな職場、色んな業種を転々とすれば良い経験になるので、もしもあなたが今の職場で嫌な思いをしているならすぐにでも転職した方が良いと思います。
なにより、たかがバイトに思い悩むのは時間の無駄だと私は思いますよ。
だって一生の仕事じゃないし、雇用主だって「バイトなんていくらでも替えのきく切り捨て要員」くらいにしか考えていないと思うので、こっちが譲歩してやる必要は全くないです。
もちろん、職場で良い人間関係を築いて、上司や同僚と上手くやるに越した事はないのですが、昔の私のように職場の人間関係、自分がどう振る舞えば良いか悩んでいる人は、自分らしく振る舞いましょう。
そして、その職場で限界が来たらさっさと辞めれば良いんですよ。
ちなみに、ここで言う「限界」とは自分の限界だけでなく、職場の限界でもあります。
どういう事かと言うと、自分らしく振る舞うと他の従業員や上司、接客業ならお客さんも含めて、とにかく他人との摩擦、いざこざを招きやすくなります。
その結果、勤めている会社の方から「クビ」を言い渡される事もあるので、私はそれを「職場の限界」と呼んでいます。
実際に私が最後に勤めていた職場(霊園の清掃)では自分らしく振る舞った結果、霊園に訪れたお客さんからのクレームや、一緒に働いていたパートのおじさんとのいざこざが原因で「職場の限界」がきてしまい、クビになりました。
霊園の清掃って、接客業ではないのですが、霊園によっては法要を行っている所もあって、一周忌に訪れた人や墓参りに来た人などがお客さんとなります。
厳密には私(清掃業者)のお客さんではないのですが、霊園に訪れた方からしたら私も霊園のスタッフの一人に見えるので、私に不満があれば霊園に苦情を入れます。
そうすると、清掃業者は霊園から仕事を請け負って業務(清掃)をしているので、私のような従業員がいると仕事がなくなってしまうので困るという訳です。
まあ、その職場はお客さんのクレームだけが原因だった訳ではなかったんですけどね。
多分、クビになった一番の原因は一緒に働いていたパートのおじさんとのいざこざだったと思います。
そのおじさんは別に悪い人じゃなかったんですけど、仕事に対して真面目過ぎて私とは合いませんでした。
私のモットーは時間厳守です。
遅刻は厳禁で、残業もそれと同じくらい、いや、もっと厳禁です。
残業すると、自分のやりたい事に当てる時間が減りますからね。
でも、そのおじさんは「先輩の俺がいつも残って掃除しているんだから君も残って掃除して欲しい」と私に言いました。
会社からも「残業は極力しないでくれ」と言われていたのにも関わらずです。
なので、私は丁重にお断りしたのですが、そこから摩擦が生じてしまいそのおじさんと私の関係は悪化していきました。
そして、彼は最終手段として自分と私(筆者)のどちらを取るのかと会社に迫りました。
要は、私をクビにするか、自分が辞めるかを会社に選ばせようとしたという訳です。
そのおじさんは勤続10年の真面目な従業員ですから、当然、会社に入って間もない、しかもお客さんからクレームの入る私がクビになりました。
なお、その「お客さんからのクレーム」というは、「トイレ掃除の時間が長すぎる」や「目つきが気に食わない」などという半ば言いがかりのようなものでした。
と、まあ要するに自分らしく振る舞えば他人との摩擦、いざこざを招きやすくなるという事です。
そして、最終的に「職場の限界」が来て私のようにクビになる事もありますが、それは自分らしく振る舞った結果なので後悔はあまり感じないと思います。
ちなみに、勤務期間が短すぎて上記のリストには載せませんでしたが、その他にもキャバクラのボーイ、パチンコ店のホール、イタリアンレストランのホール、荷揚げ屋、工場内での惣菜の仕分け、引っ越しのアシスタント、不動産の営業なども経験しております。
工場内の惣菜の仕分け、不動産の営業、イタリアンレストランのホールは1~2カ月くらいは続きましたが、キャバクラのボーイ、パチンコ店のホール、荷揚げ屋、引っ越しのアシスタントは1日で辞めました。
荷揚げ屋と引っ越しのアシスタントは単純に体力的に無理だったのが原因で、キャバクラのボーイとパチンコ店のホールは職場の雰囲気が苦手だったのが原因ですぐに辞めてしまいました。
個人的に一番気に入っていたバイトは牛丼屋ですね。
賞味期限切れの食材や弁当を貰えたし、何より深夜のバイトでほぼワンオペだったので、煩わしい人間関係に悩む事もなかったので最高でした。
でも私が入社してから1年が過ぎた辺りから一人で回すのが辛くなってきて、結局辞めてしまいました。
実はその職場は新規オープンの店舗だったんですよ。
だから、私が入社したての頃は近隣住民の方もその存在を知らなくてお客さんが全然入らなかったんです。
でもオープンから2~3カ月もするとお客さんが徐々に増え始めて、1年が過ぎた頃にピークを迎えました。
一人で回すにはお客さんが増えすぎたので店長に何度も深夜の人数を増やして欲しいと頼みましたが、「会社の方針だから」と言って毎回断られました。
その後も1~2カ月くらいは何とか頑張ってみたのですが、ある日のバイト中、私はあまりの忙しさから痛恨のミス(お米を炊くのを忘れた)を犯してしまったんです。
店内には「俺のメシはまだか!」というお客さんの怒声が響き、私はパニックになり思わず店を飛び出してそのまま走って逃げてしまおうかと考えましたが、後で会社から訴えられるかも知れないと思って潔く対処する事にしました。
お客さん一人一人に事情を説明して、なんとかその場を収めた私は二度とその職場に現れる事はありませんでした。
いやぁ、あんな経験はもう二度としたくないですね。
ちなみに、私がこれまで勤めて来た職場の中には、「家に帰ってから業務内容の予習復習をしろ」や「30分前には(先輩よりも先に)現場入りしろ」などという事を言ってくる所もありました。
先ず、「家に帰ってから業務内容の予習復習をしろ」に関して、これはケースバイケースだとは思いますが、基本的にたかがバイトのためにプライベートの時間を削る必要はありません。
次に、「30分前には(先輩よりも先に)現場入りしろ」に関して、準備に30分も時間がかかるような職種なら仕方ないかも知れませんが、そうじゃない場合は基本的に10分前に現場入りすれば十分です。
現場入りした瞬間から時給が発生するならまだいいですが、そうでもないのにそんな早くに現場入りする必要はありません。
ましてや先輩よりも先に現場入りする必要は全くありません。
なお、「先輩よりも先に現場入りしろ」はラーメン屋でバイトしていた時に、ある社員の方から言われた事なのですが、未だにこういう事を本気で言ってくる人もいるんですよ。
そういう人にはこちらの理屈は通用しないので、シカトするか、またはその人の上司に相談するしかないですね。
私の場合はシカトして対処しました。
案の定その社員の方とは険悪な関係になりましたが、幸い、その社員の方はその後直ぐに他の店舗に転勤になったので、それ以上のトラブルになる事はありませんでした。
と、まあバイトに関しては語ればキリがないほど色々なエピソードがありますが、この章で私が皆さんにお伝えしたかった事は、タイトル通り、「バイトなんて適当で良いじゃないか」という事です。
「適当にやる」というのは「手を抜いてやる」という意味ではなくて、「頑張り過ぎない」という意味です。
遅刻や無断欠勤をせず、決められた業務量をそつなくこなす。
バイトなんてこんな感じで十分じゃないでしょうか?
もちろん、自分のスキルアップに繋がるような職場に勤めている場合は頑張っても良いと思いますが、そうじゃない場合は基本的に契約書に記述されている内容以上の事をする必要は無いと思います。
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