ゴリラの生態・形態・分布・生息地

ゴリラについて

ゴリラはアフリカに生息する霊長目・ヒト科・ゴリラ属に分類される大型類人猿で、種類は大きく分けて二種類、ニシゴリラヒガシゴリラに分かれる。

※さらに、ニシゴリラの亜種にニシローランドゴリラとクロスリバーゴリラがおり、ヒガシゴリラの亜種にヒガシローランドゴリラとマウンテンゴリラがいる

※地図のだいだい色の部分ににニシゴリラ、黄色の部分にヒガシゴリラが生息している

体の大きさや体重はヒガシゴリラの方が若干大きい数は圧倒的にニシゴリラの方が多い

ゴリラは昔は、映画「キングコング」のイメージも手伝って乱暴で危険な動物として認知される事が多かったが、実際は頭が非常に良く、温厚でほとんど植物しか口にしない。

体が完全な大きさに成長するまでには18年もかかり、オスの成体は背中の白い毛にちなんで「シルバーバック」と呼ばれる。

天敵は人間(密猟・森林伐採)と一部分布地域の重なるヒョウなどの捕食動物だが、その他にエボラ出血熱などの類人猿も感染する人間の病気が脅威となっている。





体長・体重

※ニシゴリラ基準

体長:120~180センチメートル

体重:50~190キログラム


生息域

高温多湿の森林ジャングルや低地林


食べ物

果実・葉・樹皮・種子・アリ・シロアリなど


身体能力

握力No1の動物と言えばゴリラが真っ先に思い浮かぶ人も多いと思うが、実際にゴリラの握力を正確に計測した記録は残されていないので、一体どれほどのものなのかは推論になるが、おおよそ成人男性の10倍ほどの400~500kgと言われている。

その根拠として、ゴリラは200kg近い自重を片手一本で木の枝などにぶら下がり軽々と支えられる事が挙げられている

ちなみに噛む力、咬合力こうごうりょく成人男性の凡そ8倍でヒグマやホッキョクグマよりも強力。

足も速く、最高時速は30~40k/hほどでオリンピックの金メダリスト並みに速い。

※圧倒的な身体能力を誇るゴリラだが知能の高さがあだとなり、痛みに対する恐怖心が他の動物よりも高いため、実際の戦闘では大人のオスゴリラであってもヒョウにさえ負ける事が多々ある。


クロスリバーゴリラについて

クロスリバーゴリラはニシゴリラの一亜種でナイジェリア南部とカメルーンの国境地域に位置するクロス川源流域に200~300頭ほど生息している。


マウンテンゴリラについて

マウンテンゴリラはヒガシゴリラの一亜種。

2000~4000メートルほどの標高の高い山地林に生息するとされているが、現在はアフリカ中東部に位置するウガンダのブウィンディ国立公園とウガンダ・コンゴ・ルワンダの国境付近、ヴィルンガ火山群にのみ生息する。

ローランドゴリラよりも体大きくなり、体重も200キログラムを超える個体も多い

※マウンテンゴリラはオランウータン科


ゴリラの感動エピソード

ゴリラは高い知性を持ち、温厚な動物なので感動エピソードもネット上に幾つも紹介されている。

例えば動物園のゴリラが檻に落ちて気絶してしまった男の子の背中を優しくさすり、他のゴリラがイタズラしないように近くに座って見張ったりした話などがあり、この話の内容はユーチューブで「ゴリラ 感動」と検索すれば直ぐに出てくる。

他にも手話で会話が出来るゴリラが大切にしていた猫を失って悲しみを手話で表現する様子なども同様の検索ワードでユーチューブ内で観れる。

※個人的に一番感動した話は動物園のメスのゴリラが自分の檻に落ちてしまった人間の子供を優しく抱きかかえて飼育員の所まで運んであげる映像で、これもユーチューブで「ゴリラ 子供 助ける」と検索すれば直ぐに見つかるので興味があれば是非観てみよう( ..)φメモメモ





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