ソロモン72柱の悪魔 偉大なる地獄の豹公爵ハウレスについて分かりやすく記述していく

名:ハウレス(Haures) 序列:64 爵位:公爵 惑星 :金星 星座:磨羯宮まかつきゅう(やぎ座)

ハウレスとは

ハウレスとは悪魔学における悪魔の一人で、『ゴエティア』に記載された「ソロモン72柱の悪魔」の1柱を担う魔神である。

『ゴエティア』によると、ハウレスは地獄の魔神36個軍団を支配する序列第64の悪魔にして、偉大なる地獄の公爵であるという。

また、彼は初めに術者の前に現れる時は大きく強大で恐ろし気な豹の姿を取るそうだが、しばらくしてから術者が命じると、燃え盛る炎のような目をした、非常に恐ろしい顔つきの人間の姿を取るそうだ。

次に、彼の持つ能力や術者にもたらす恩恵についてだが、彼は過去現在未来に関するあらゆる質問に真実の答えを授け、

また、神学や世界がどのようにして創世されたか、さらに、自分も含め他の魔神たちがどのようにして堕天したかについて語るという。

他にも、術者が他の魔神たちに惑わされないようにしてくれたり、術者の敵を討ち滅ぼしたり焼き払ったりしてくれるそうだ。

なので、敵が多い人はハウレスを召喚してその力を借りると良いだろう。

なお、ハウレスに質問をしたり、話をさせる時は必ず彼を三角形の魔法陣の中に入れて行わなければならず、もしもそうしなかった場合は、偽りの答えを授けたり、嘘を教えたりして術者を惑わそうとするそうだ。

また、ハウレスを召喚してその力を借りたい者は、彼(下記)の印章を羊皮紙ようひしまたは金属板に書いて事前に身に着けておかなければならず、もしも怠った場合は彼を従える事は出来ず、恩恵は受けられないそうなので注意されたし。

ちなみに、序列第13の悪魔ベレトなども三角形の魔法陣の中に入れないと、嘘をついたり、術者の命令に従わないなどと言われている。

ベレトについてもっと詳しく見る

備考

『ゴエティア』の説明文にはハウレスは初めは豹の姿で現れ、しばらくしてから命令に応じて人間の姿を取ると記述されているが、19世紀フランスの文筆家ぶんぴつかコラン・ド・プランシーによって書かれた悪魔解説書『地獄の辞典』のハウレス(フラウロス)の項目の挿絵には不気味な豹人間のようなものが描かれている。

参考文献

・英語版ゴエティア 英訳:マクレガー・メイザース

・魔導書ソロモン王の鍵 編著者:青狼団

・萌える!ソロモン72柱の魔神事典 著者:TEAS事務所

・Wikipedia等

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