カバの生態・形態・分布・生息地についてそれぞれ簡単に記述していく

カバについて

カバは偶蹄目ぐうていもくカバ科カバ属に分類される大型の草食獣でアフリカに生息する陸上動物の中ではゾウに次いで二番目に大きい

カバは「河の馬」という意味の名前を持つ動物だが見た目はウマよりもブタに近い。

しかし遺伝子的に最も近いのは数百年前に同じ祖先から分岐したクジライルカである。

サハラ砂漠以南のアフリカ大陸に分布、生息している。

※緑の部分が2000年時に確認されたカバの生息域で赤い部分はかつての生息域

カバが生息するのは常に水場が近くにある場所

カバの皮膚は乾燥すると裂けてしまい、そこから細菌などが感染すると命に関わるので、皮膚を乾燥させないように日中は常に水場の近くにいる必要がある。

※水に浸かる事で皮膚の乾燥やひび割れを防ぎ、さらに体温の上昇を抑える事ができる

体長・体重・体高

体長:3~4メートル

体重:1.4t~3.2t

体高さ:130~150センチメートル

※最大体長5.5メートル

※最大体重4.5t平均1.3~1.5t

身体能力

短い手足に巨大な体の割りにカバは走るのが速く、陸上での最高時速は30kmに達する。※ごく短い距離しか全力で走れない

噛む力、咬合力は人間の凡そ11倍で陸上に生息する哺乳類の中では一番。

カバは半水棲生物すいせいせいぶつで日中は川や湖、沼で過ごすが体重が重すぎて水中で浮く事が出来ないので泳ぐのは苦手である。

※泳ぐのは苦手なカバだが水中で時速8kmの速さでの歩行が可能

獰猛な気性

カバと言えば一昔前まではおっとりとした温厚な動物として認知されていたが、実際はとても縄張り意識が強く、縄張りに近づくものは誰でも容赦せずに襲う。

その際カバは口を150度から180度近くまで開き、長さ40~50センチにもなる犬歯で威嚇・攻撃する。

毎年アフリカの哺乳類の中で人間を事故死させる数はダントツでカバが一番。

現地ではライオンやゾウよりもカバが一番恐れられている。

※縄張り意識の高いカバだが、相手が頭や体を低くする服従姿勢を取れば自分の群れ以外のオスでも縄張りに侵入する事を許容する

血の汗

カバには皮膚表面を保護する皮脂腺ひしせんや体温調節のための汗腺かんせんを持たないが「血の汗」と呼ばれるピンク色の粘液を分泌する腺が備わっている。

この粘液はアルカリ性で乾燥すると皮膚表面を保護し、赤い色素に紫外線が通過しにくくなる。

また皮膚を保護し、体温を調節するためにカバは日中は主に水に浸かって生活をする。

ユーチューブとカバ

最後に、ユーチューブで「カバ」または英語で「hippopotamusヒィポパァタァマァス」と検索するとカバに関する色々な動画が見れるので興味のある方は是非。

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