カバは陸上の動物の中ではゾウ、サイに次いで3番目に体重が重いとされる大型の草食獣だ。
一見すると穏やかで優しそうなカバだが、気性が非常に荒く、現地ではライオンよりも恐れられているという。
今回はそんなカバの倒し方を考察していきたいと思うので最後まで楽しんで読んでくれたら幸いだ。
なお、実際に野生動物を悪戯に傷つける事は法律で禁止されているし倫理的にもよろしくないので、あくまで倒し方を考察するだけにしておこう。
もくじ
カバの基本情報
先ずはカバの基本的な情報を箇条書きでまとめてみよう。
・体長:2~4メートル
・体高:1.5メートルほど
・体重:1300~3000キログラム
・犬歯の長さ:20~50センチメートル
・皮膚の厚さ:15~40ミリメートル
・生息地:サハラ砂漠以南のアフリカ大陸
・生息域:水辺付近
・最高速度:30km/h
・咬合力:人間の凡そ11倍
・開口範囲:150度
・木登り:出来ない
・水泳:出来ない(潜水して水底を歩く事は可能)
・気性:縄張り意識が強く、非常に獰猛
・食性:基本的には植物食であるが肉食も行う事が確認されている
考察
では早速カバの倒し方を考察していきたいと思うのだが、その前に、皆さんはカバの戦闘スタイルをご存じだろうか?
カバは偶蹄類なのでライオンやクマなどのような鋭い爪は持ち合わせていないが、下顎に長さ20~50cmにもなる硬くて丈夫な犬歯が2本ある。
カバはこの犬歯と150度以上も開く大きな口を使って外敵を挟み串刺しにするという。
なお、カバに噛まれた場合は、上手くその犬歯から逃れて串刺しにされるのを避けたとしても、カバの噛む力は人間の凡そ11倍なので圧死は免れないだろう。
※ライオンで人間の4倍、クマで人間の7倍ほど
さらに、カバの脅威はそれだけではない。
カバは体重が乗用車並みに重く、また走る速度も最高で時速30キロほどにもなるので、トップスピードを維持したまま体当たりをされたら非常に危険である。
なお、時速30キロは100メートルを12秒で走る計算だ。
つまり、カバのトップスピードは平均的な日本人男性のトップスピードよりも断然速いという事になるので、走って逃げる事も難しそうだ。
また、カバは防御力も非常に高い。
前項で記述したように、彼等の皮膚の厚さは15~40mmもあるので、人間の素手の攻撃ではほとんどダメージは与えられないだろう。
それどころか、刃物などを用いたとしてもカバに致命的な外傷を与える事は難しいだろう。
では「どうすれば銃火器を用いずにカバを仕留める事が出来るか?」についてだが、おそらく槍や十分な強度がある長い棒などを適切に用いれば比較的簡単に仕留める事が出来るだろう。
勘の鋭い方ならもうお気づきだとは思うが、カバが噛みつこうと大きく口を開けた時に槍や棒を押し込んで仕留めるのである。
カバの喉穴はリンゴを丸飲み出来るほどガバガバなので槍や棒を内部に押し込むのは安易に出来るはずだ。
なので、後は怖気づいて一度刺し込んだ槍や棒を引かずにさらに押し込んでやれば仕留める事が出来るだろう。
カバの倒し方まとめ
・噛みつきや体当たり攻撃に十分注意しつつ、カバが噛みつこうと大口を開けたところに槍や棒を押し込んで仕留める
ちなみに、YouTubeにこの記事の動画版を投稿してあるので、興味のある方は是非一度ご覧になって欲しい↓