もくじ
キングコブラは日本では特定動物に指定されるほど危険な動物だ。
特定動物とは「人の生命、身体または財産に害を加える恐れがある動物として政令で定められた動物」の事であり、キングコブラが危険な理由は言うまでもなく、その強力な毒である。
もしもキングコブラに噛まれた場合はすぐに血清を打たないと確実に命を落としてしまうらしい。
今回はそんな危険なキングコブラを素手で仕留める方法を考察していきたいと思うので、最後まで楽しんで読んでくれたら幸いだ。
なお、実際に野生動物を悪戯に傷つける事は法律で禁止されているし倫理的にもよろしくないので、あくまで倒し方を考察するだけにしておこう。
キングコブラの基本情報
先ずはキングコブラの基本的な情報を箇条書きでまとめてみよう。
・体長:2.5~5メートル
・体重:6~12キログラム
・高さ:頭を起こして直立すると高さは130~160センチメートルほどにもなる
・生息地:東南アジア(中国南部からインドネシアにかけての熱帯雨林や平原地帯)
・視覚:両目の視野は前方約20~60°ほど
・聴覚:内耳と呼ばれる内部器官で、皮膚に当たる空気の振動や地面から伝わる振動で音を感知する
・嗅覚:鋭い嗅覚に加え、空気中の匂いや味を舌でとらえ、周囲の状況を判断する事が出来る
・毒:即効性の神経毒で噛まれれば体の痺れ知覚麻痺、呼吸困難などを引き起こし死に至る
・毒量:ひと噛みで注入される毒の量は凡そ7ミリリットルほどで、これは人間約20人分の致死量に相当する
・基本的には臆病なので人間を避ける傾向にあるが、危険が迫ると非常に攻撃的になる
考察
いよいよキングコブラの倒し方の考察を始めていきたいと思うのだが、初めに言っておこう。
彼等との闘いは正に真剣勝負で、一瞬で勝敗が決するだろう。
というのも、サイズで見た場合、日本人男性の平均体重が60~65キログラムであるのに対し、キングコブラは最大でも12キログラム程度しかない。
なので、首根っこを掴んでしまえばすぐに仕留められるはずだ。
一方で、キングコブラに噛まれてしまった場合も同じで、彼等の毒は即効性の神経毒なので、その場合も一瞬で勝敗が決するだろう。
要するに、キングコブラとの闘いのポイントは「噛まれずに首根っこを掴む」という事だ。
初めは踏んづけて仕留めるという考えも浮かんだが、キングコブラは威嚇したまま攻撃する事が多く、その場合は頭を起こしているので急所(頭)を踏みつける事は困難だと判断して却下した。
では次に「噛まれずに首根っこを掴む」方法についてだが、参考になる動画をユーチューブで見つけた。
内容はインドの蛇使いが路上で4匹のコブラを同時に笛で操るというものなのだが、普通に威嚇、攻撃されていた。
しかし、男は座った位置から一歩も動かずに上半身の動きのみでコブラの攻撃をかわしていた。
これが何を意味するのかと言うと、要は人間の反射神経でもキングコブラの攻撃は十分にかわせるという事だ。
また、手持ちの資料やネットの情報によると、どうやら蛇使いは笛の音色で蛇を操っているのではなく、笛の動きや蛇の周囲を叩いたりしてその振動で蛇を操るのだそうだ。
実際に私が見た動画のコブラも蛇使いの笛の動きにあわせてゆらゆらと体を揺らしていたり、蛇使いが地面を叩いたりする度に反応していた。
なので、正々堂々とキングコブラを仕留めたい場合は彼等のこの習性を利用すると良いだろう。
その場合は先ず、片方の手を笛に見立ててキングコブラの前でゆらゆら揺らし、動きをコントロールする。
次に、地面を足で踏んだりしてキングコブラを刺激し、攻撃してくるタイミングを計る。
後は、その攻撃をかわしてもう片方の手で首根っこを掴んでやるだけだ。
正々堂々と闘うならこの方法がベストだろう。
他にも、上着を脱いでキングコブラに被せて覆い、上から踏みつぶすという方法もあるが、余りに卑怯なので私は好きではない。
キングコブラの倒し方まとめ
・片方の手を笛に見立ててキングコブラの動きをコントロールする
・地面を踏んだり叩いたりしてキングコブラを刺激する
・攻撃のタイミングを見極めてかわし、もう片方の手で首根っこを掴む
・最後の手段として、上着でキングコブラを覆い、踏みつぶして仕留める
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