Kindle出版は本当に儲かるのか?

Kindle出版は本当に儲かるのか?

結論から言ってしまえば出版する本のジャンルや著者の度量次第という事になってしまうのだが、それだと身も蓋もない記事になってしまうのでここでは私の販売実績を踏まえて簡単に考察していこうと思う。

先ず、私のスペックは明らかに一般人以下だという事を頭に入れておいて欲しい。

特に文章を書くのが上手いという訳でもなく、特定の専門知識や販売戦略などに長けている訳でもない。

マーケティングも下手くそだし、書いた本の宣伝などもほとんど出来ない情弱者だ。

唯一秀でているものと言えば英語くらいだが、それもあくまで日本人にしては出来る方だというくらいでネイティブと比較すれば大した事はない。

そんな私がAmazon Kindleで本を出版し続ける理由は単純に好きだからである。

ただ、飽きっぽい性格故に特定のジャンルに限定して執筆するのは苦痛なので、これまで絵本、短編小説、詩集、英語の教本、妖精や悪魔の参考書など実に様々なジャンルの本を出版してきた。

先述したように英語の知識以外は素人同然だったので妖精や悪魔の参考書を執筆する際は一から自分で情報をかき集めて取り組んだものだ。

まあ、一番時間がかかった作業は挿絵の制作だったのだが…

さて、少し話が逸れたがここでみなさんが一番気になっているであろう実際の稼ぎについて早速話を進めていこう。

詳しい情報を乗せるのはどうやらKindleの規約違反になるそうなので大体の金額で言うと全ての本の収益を合わせて月に凡そ1000~2000円ほどだ。

それも電子書籍版ではなくペーパーバック(紙版書籍)の売り上げが8割以上を占めている。

さらに言うと売れているのはほとんど悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」という悪魔の参考書だけで、その他の本は数ヶ月に1冊売れるかどうかだ。

つまり、ほぼ1冊で月に1000円~2000円ほどの利益が出ているのだが、これが多いのか少ないのかは個人の判断に委ねるとしても、とてもじゃないがこれを専業にする事は出来ないというのが私の率直な感想だ。

同じようなレベルの参考書をもう100冊ほど書けば単純計算して月に10~20万の収入になるので頑張ればなんとかなりそうと思うかも知れないが、私のような素人が一から売れるレベルの参考書を書こうと思ったら1冊書くのに最低でも1年以上の歳月がかかる。

そうすると100冊なんてとてもじゃないが書けない。

ちなみに、私はAIを使ったイラスト集も何冊か出している。

これらも数ヶ月に1冊売れる程度なのだが多分1000冊くらい出版すれば月に数万にはなると思う。

AIのイラスト集は画像を生成するだけなので数日あれば1冊作れる。

従って1000冊くらい簡単だと思うかも知れないが、どんなに早く出来ても私の場合はAIのイラスト集1冊仕上げるのに3日はかかる。

そうすると月に凡そ10冊、1年で120冊程度なので1000冊書くには8~9年の歳月がかかる。

月数万のためにそんな長い時間かけられないし気力も続かないので実質的に不可能だ。

という事で話をまとめると、私のような特に何かに秀でている訳じゃない人が本を出してもそんなに儲からないというのが現実である。

ここからは私なりのアドバイスだが、Kindleで稼ぎたい場合はやっぱり何かのジャンルに特化した専門的な本や参考書が売れると思う。

それも、競合の多いジャンルではなくて需要は少なからずあるけど供給がほとんどないようなジャンルの本がおすすめだ。

それが例え自分の書きたい本じゃなかったとしてもKindleで稼ぎたいなら書くしかない。

私のように自分の好きな本や興味のある本しか書けないという場合はそれ相応の才能やマーケティング能力がないと成功するのは難しいだろう。

結局のところ、お金を稼ごうと思ったら自分の好きな事以外も頑張らないといけないのだ。

私の場合はもう「売れる本」じゃなくて「書きたい本」に的を絞っているので最近は変な本ばかり書いている。

去年出版した本は「ビッグチンチンは三度現る」というタイトルの総数20ページにも満たない明らかに売れない短編ホラー小説だ。

実際ほとんど売れていないが、私が執筆した本の中でもレビューが付いている数少ないものでもある。

しかも、ありがたい事に星5を付けてもらった。

こんな感じで好きな本を書いて良い評価をしてもらえると例え収益に繋がらなくても書いた価値があったと改めて実感するものだ。

なお、Kindle本の審査は緩い。

著作権などに注意しておけば上記のような変な本でもほぼほぼ出版出来るのだ。

なので、皆さんも是非誰とも被らないマニアックで癖のある本をたくさん出版して欲しいと思う。

儲かるとは言っていない

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