アイルランドで最も有名な妖精 レプラコーンの容姿や伝承について分かりやすく記述していく

レプラコーンとは

レプラコーンとはアイルランドの伝承に登場する妖精の一種である。

物を作ったり、靴を修理するのが好きな妖精で、一説にはグリム童話「小人の靴屋」に登場する小人はレプラコーンだとも言われている。

また、レプラコーンはお金持ちであるらしい。

ポットに金貨を貯めていて、それを虹の根元に隠していると言われている。

※アイルランドを含むヨーロッパではレプラコーンと言えばこの「The Pot of Goldザ・ポット・オブ・ゴールド」の話が最もポピュラーである

上記の記述と関連して、アイルランドにはレプラコーンを捕まえると、自由にしてやる代わりに「願い事を3つ聞いて貰える」や「金のありかを教えてくれる」という伝承がある。

ちなみに、レプラコーンは悪戯好きな妖精としても有名であり、アイルランド南西部には「レプラコーン注意」の交通標識があるらしい。

一説にはレプラコーンが金貨を貯める理由は人間に悪戯を仕掛けるためだとも言われている。

見た目・服装

一般的にコートとハット帽を身に着け、髭を生やした小さな男性の姿で描写される。

コートやハット帽の色は近年ではが一般的だが20世紀以前はが一般的だったそうだ。

ちなみに、レプラコーンと近い関係にあると言われているファー・ダリグという妖精は赤い帽子赤いコートを身につけているそうだ。

似たような妖精・精霊

Pixieピクシー

ピクシーとはイギリス、イングランドに伝わる妖精、精霊の一種である。

地域によって呼び名や容姿、特性などが異なる場合があるが、共通して悪戯好きな小さな妖精として伝わっている。

古くからの伝承によるとピクシーはトンボや蝶のような羽を持つ、子供のような振る舞いをする小さな妖精または精霊の一種で、外で皆で集まって踊ったり、組み合ったりして遊ぶのが好きなフレンドリーな種族だと言われている。

大きさ(身長)は最大でも人間の膝くらいまでで、一般的には10~20センチほどであると言われている。

Brownieブラウニー

ブラウニーとはスコットランドやイングランド北部に伝わる妖精で、地方によって呼び名が異なる場合があるが、いずれも民家に住み着いてその家を栄えさせるなど善良な妖精として伝えられている。

身長は1mほどで、茶色のボロを着ていて、髪はボサボサでヒゲは伸ばし放題といった姿で描写される事が多い。

ちなみにサンタクロースの弟子がブラウニーで、歳を取ったブラウニーがサンタクロースになるという伝承もある。

Duende ドゥエンデ

ドゥエンデはイベリア半島やラテンアメリカ、フィリピンに伝わる伝説の生き物で、人間次第で善良にも邪悪にもなると考えられている。

例えばフィリピンではドゥエンデを粗末に扱うとその人の元に不幸が訪れると考えられているので、フィリピンの人達は自分の家に住んでいるドゥエンデの為によく床に食べ物を供えるらしい。

ちなみにDuendeドゥエンデとはスペイン語でゴブリンエルフを意味する言葉である。

Gnomeノーム

ノームとはゴブリンやドワーフなどと近い関係にあるとされる、ヨーロッパに伝わる大地を司る妖精の事である。

白雪姫に登場する「7人の小人」のモデルであると言われるノームは身長12cmほどの小人で、長いヒゲを生やした老人のような姿をしており、派手な色の服と三角帽子を身につけていると言われている。

また、手先が器用で優れた細工品をつくるなど、高い知性を持っている。

ちなみに普段は地中で生活をしているらしい。

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