トラの生態・形態・生息地についてそれぞれ簡単に記述していく

トラについて

トラは食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類で現生のネコ科動物の中で最も大きい種である。

南アジア・東アジアなどに分布、生息している。

生息域は広く、熱帯雨林や落葉樹林、針葉樹林しんようじゅりん、乾燥林、マングローブの湿地からロシア極東の沿海地方、川流域まで様々な環境に生息する。

体長・体重・尾長

体長:1.4~2.8メートル

体重:100~300キログラム

尾長:60~95センチメートル

身体能力

トラは大きな体のわりに走るのが速く、短い距離なら時速49~65kmの速度で走れる。

また、アジア南部の暖かい地方に生息するトラは水に入って潜ったり泳いだりする事がある。

噛む力について、トラの咬合力は一般に人間の6~7倍ほどと言われており、骨を噛み砕く事ができる。

トラの種類

以前世界には9種類のトラが生息していたが、現在は6種類にまで減っており、現存種全てが絶滅危惧種に指定されている。

※一般的に寒い地域に生息する個体の方が体が大きくなり、被毛の色が薄くなる傾向にある

アムールトラ(シベリアトラ)

生息地:中国東北部・ロシア沿海地方のアムール川流域

現存種の中で最も大きいトラであり、過去には全長3メートルを超える固体が確認されている。

また、寒い地域に生息しているので毛が長い。

ベンガルトラ

生息地:インド

現存種の中で最も数が多いトラであり、大きさもアムールトラに次いで2番目に大きい。

アモイトラ

生息地:中国華南地方

かつては中国南部に広く分布していたが現在野生のアモイトラはほぼ絶滅していると言われている。

インドシナトラ

生息地:インドシナ半島

縞模様の数が少なく、太いのが特徴である。

マレートラ

生息地:マレー半島

赤茶色の短い体毛が特徴的。

スマトラトラ

生息地:スマトラ島

熱帯雨林に生息するトラで現存種の中で最も小柄である。

狩りの方法

トラの獲物はウシ科のガウルやシカの仲間やイノシシなどで、草の中に隠れて獲物の後を追いかけ、十分に近づいたところで一気に飛び出して相手を地面に押し倒す。

次に喉に噛み付いて窒息死させるか、首の骨を折って仕留める。

小さい獲物は大抵ひと噛みで仕留められる。

しかし狩りの成功率は5~10%程度で、20回に1回くらいしか成功しない。

※アムールトラはヒグマを捕食する事もある

天敵・捕食者

トラは地上では頂点捕食者であり、自然界に天敵はいない。

トラの天敵は環境を破壊し住処を奪ったり、毛皮目的や漢方薬などの原材料にするためにトラを密猟する人間である。

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