シロサイの生態・形態・生息地

シロサイについて

シロサイはウマ目サイ科シロサイ属に分類されるアフリカに住む草食獣。

ゾウ、カバに次いで地上で三番目に大きい動物である。

ちなみに世界にはシロサイ以外にも同じくアフリカに生息する「クロサイ」インドネシアのスマトラ島・ボルネオ島に生息する「スマトラサイ」インドに生息する「インドサイジャワサイ」の4種類のサイがいる。

※シロサイを含めて5種類

アフリカ東部および南部に分布、生息している。

生息域は草原・低木地帯で、日中は木陰で休むか水場で水を飲んだり泥浴びして、早朝や夕方以降に採食する。





体長・体重・体高

体長:3.5~4.2メートル程度

体重:1400~3600キログラム程度

体高:1.6~1.8メートル程度


身体能力

サイは成獣になると体重が3tを超える事も珍しくないが、走る速度は非常に速く、時速50kmに達する事もある。

※カバと同じく、体重が非常に重いため極短い距離しか全力で走れない


単独・群れ

シロサイはメスと子供で5~6頭からなる小数の群れをを形成するが

オスの成獣は繁殖期以外は単独で行動する。

群れ同士の行動圏が重なり合っていてもお互いに接触はほとんどない。

オスは縄張りを持ち、盛んに尿や糞でマーキングを行い、侵入しようとするオスがいれば相手と角をつき合わして闘うが、激しい争いになる事はほとんどない。

争いに敗れたオスは背後から襲われて怪我をしないように背を向けないで後ずさりで去る。


角について

前後に並んだ二本の角は人間の髪の毛や爪に似た物質でできている

前の角の方が長く、40~150cm程度あり、後ろの角は15~40cm程度の長さがある。

またサイの角はアジアのほとんどの国で伝統的な薬の原料に用いられたり、中東では短剣の柄に用いられる事もある。

※前述したようにサイの角は人間の髪の毛や爪に似た物質でできているので薬効成分はほとんど期待できない


天敵・捕食者

シロサイは地上では2~3番目に大きな動物で頑丈な角と体を持っているので、成獣の場合は捕食者に襲われる事は先ずない。

幼獣は稀にライオンやハイエナに襲われるとも言われている。

ちなみにサイにとって一番の天敵は人間であり、アフリカでは2013年から毎年1000頭を越えるサイが密猟の被害にあっている。

※シロサイは現在準絶滅危惧種に指定されている





関連記事

アフリカスイギュウの生態・形態・生息地

チーターの生態・形態・生息地

カバの生態・形態・分布・生息地

アカカンガルーの生態・形態・分布・生息地

ハイイログマ(グリズリー)の生態・形態・分布・生息地

ライオンの生態・形態・分布・生息地

コモドオオトカゲの生態・形態・分布・生息地

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です