ヌーの生態・形態・生息地についてそれぞれ簡単に記述していく

ヌーについて

ヌーはウシ目ウシ科ヌー属に分類されるアフリカに生息する草食動物。

高い肩、太い首、大きな頭、引き締まっていて細い臀部でんぶ、長く細い四肢、ヌーはウシとカモシカの特徴を合わせたような体型をしており、「ウシカモシカ」の和名もある。

ヌーは英語ではWildebeestワイルドビーストまたはGnuヌーと呼ばれる。

ちなみにヌーは大きく分けて尻尾が黒いオグロヌーと尻尾が白いオジロヌーの2種に分類され、それぞれの英名はオグロヌー=Blue wildebeestブルー・ワイルドビースト、オジロヌー=Black wildebeestブラック・ワイルドビーストだ。

アフリカ東部・アフリカ南部に分布、生息している

青く塗りつぶされた部分にはオグロヌーが、黄色に塗りつぶされた部分にはオジロヌーが分布している。※赤い部分は両者の分布が重なった地域

生息域はアフリカの草原や開けた森林地帯などである。

体長・体重・肩高

体長:1.4~2.5メートル

体重:120~275キログラム

肩高さ:120~145センチメートル

身体能力

あまり知られていないがヌーは足が速い陸上動物の中でトップ10に入るほど走るのが速く、トップスピードは時速80kmにも達する。

さらに、毎年1600km近くもの距離を移動する事から、体力・持久力にも優れている事が分かる。

ヌーの大移動

ヌーは毎年5~6月頃になると水と草を求めてケニアとタンザニアに広がるセレンゲティの草原を壮大に移動する。

ヌーは元々群れを形成して暮らすが大移動の季節が来るとそれぞれの群れが合流して長さ10km、最大170万頭から成る超巨大群を形成する。

その中にはシマウマやガゼルなど他の草食動物が入り混じり、共に移動をする。

頭数が多いほどそのぶん個々の個体が捕食者に襲われる確率が減るというのがこのような超巨大群を形成する理由の一つである。

また、この大移動に伴う危険はライオンなどの捕食者によるものだけではなく、道中にある川を渡る際もかなりの危険が伴う。

川には大量のナイルワニが待ち構えているし、流れも激しいのでかなり危険だ。

年間平均して6250頭ものヌーが溺死していると研究者は言う。

※ワニに捕食される数よりも川に流されて溺死する数の方が遥かに多い

川で溺死したヌーの死体は腐敗して、河川の重要な栄養源になっており、川の生態系に大きく貢献している。

天敵・捕食者

ヌーの主な天敵、捕食者はライオンヒョウチーターブチハイエナ、リカオン(イヌ科)などで、幼獣はジャッカル(イヌ科)にも狙われる。

川を渡る際はナイルワニも危険な天敵、捕食者になる。

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