チュパカブラの種類や正体について分かりやすく記述していく

チュパカブラとは

チュパカブラとは中南米に生息するとされている未確認生物UMAの事である。

UMAとはUnidentified Mysterious Animalアンアイデンティファイド・ミステリアス・アニマルの略で伝説上の生き物や怪物、妖怪などとは違い、実際に目撃証言などがあるが公式に存在が確認されていない生物などの事を指す。

ちなみに「チュパカブラ」という名前はスペイン語のchuparチュパ(吸う)とcabraカブラ(ヤギ)に由来し、「ヤギを吸う者」の意味であるが、これはチュパカブラがヤギをはじめとする家畜や人間の血を吸う事からつけられた名前である。

※英語ではこれを直訳してGoatsuckerゴートサッカーと呼ばれる

見た目・形態

一般的にチュパカブラの体長は1~2メートルほどで、2足歩行または4速歩行で移動をすると言われている。

特徴は「卵型の頭部」「大きな目」「緑がかった灰色の皮膚」「手足の長いカギ爪」「鋭く尖った背骨」などである。

しかしチュパカブラの目撃証言はかなり多く、また推定被害件数も1000件以上にも及んでいるが、内容は必ずしも一致していないので見た目、形態は定かではない。

さらに亜種も幾つか存在し、それぞれに別の特徴があるとされているが詳細は後述こうじゅつする。

初めての目撃証言

チュパカブラが初めて目撃されたのは1995年、場所はプエルトリコで、被害にあったのはヤギやウシ、ウマなどの家畜であり、その奇妙な死体が話題を呼んだ。

それ等の家畜の胸や首には鋭い刺し傷があり、血が完全に抜き取られていたと言う。

このプエルトリコでの目撃証言を境にチュパカブラの目撃証言は一気に増え、その存在が信じられるようになった。

亜種

チュパカブラの目撃証言は先ほども先述したように非常に多く報告されており、その見た目や形状などの証言内容は様々であるが、それ等は全く別のUMAとは考えられずにチュパカブラの亜種として考えられている

ここでは代表的な3つの亜種を紹介する。

空を飛ぶチュパカブラ

一部の目撃証言によるとチュパカブラには翼があり空を飛べると言う。

体は一般的なチュパカブラよりも小さ目で体長は60センチメートル~1メートルほどで、飛ぶ時の羽音はフクロウの羽音のように静かである。

また、別の証言では翼ではなくてモモンガやムササビのように脇に発達した皮膜ひまくを広げて空を滑空するとも言われている。

メガチュパカブラ

最も大型のチュパカブラで体長は2.5メートルほどにもなり、ウマやウシなどの大型の動物を主に襲う。

また人間を襲うのはこのチュパカブラであると言われている。

森林チュパカブラ

森に生息するチュパカブラで大きさは標準的なチュパカブラと同じ程度。

特徴は長い耳、大きな赤い目、暗い鱗に覆われた皮膚、短い手に長い指、小さなカギ爪などである。

チュパカブラの正体

チュパカブラの正体についてこれまで様々な説が議論されて来たが結局のところ最も現実味のある説は「動物説」である。

これは野犬やオオカミ、コヨーテなどをチュパカブラと見間違えたとする説で、目撃証言の一部はこの動物説で説明できる。

例えばコヨーテなどは皮膚の感染症にかかると重症化しやすく、毛が抜け落ちて皮膚にしわが寄る。

その姿は一見すると奇怪で恐ろしげに見えるので暗がりでこの獣を見た人がチュパカブラだと誤認しても不思議ではない。

実際にチュパカブラの目撃例で正体が特定できたものの大半は病気のコヨーテだと判明している。

しかし、一部の目撃証言ではチュパカブラが二足歩行をしていたものや空を飛んでいたものまであるので、全てをこの「動物説」で説明する事はできない。

その他の説では「宇宙人説」や「生物兵器説」なども議論されているが信憑性にかける。

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