もくじ
アフリカスイギュウについて
アフリカスイギュウは偶蹄目ウシ科アフリカスイギュウ属に分類されるアフリカでもっとも大きな草食動物の一種。
アフリカスイギュウは英語でAfrican buffalo、またはCape buffaloと呼ばれ、主な食べ物はイネ科の草や葉である。
他のウシ科の動物と同じように群れを形成して生活をするが、サバンナや開けた草原に生息しているものは数百~数千にもなる大規模な群れを形成する事がある。
日中は暑さを避けて水辺の近くで休んでいることが多く、早朝や夕暮れに採食する。
アフリカスイギュウはアフリカの東部から南部に広く分布しており、その生息域は広く、草原・森林・岬・山地・湿地帯など様々な場所に適応して生息している。
ちなみに森林に生息するアフリカスイギュウはAfrican forest buffaloと呼ばれ、アフリカに生息するスイギュウの中でもっとも小柄である。
※基本的にどんな動物でもその生息域が森林から草原に渡る場合、森林に生息する個体よりもサバンナや開けた草原に生息する個体の方が大きくなる傾向にある
体長・体重・体高
体長:1.7~3.4メートル
体重:250~900キログラム
体高:100~170センチメートル(肩高)
身体能力
アフリカスイギュウは重い体重に加えて四肢も比較的短いが走る速度は非常に速く、平均47km/hで走る事ができる。
最高速度は時速57kmにまで達する。
力もかなりのもので、メスのライオンが二頭がかりでも成獣になったアフリカスイギュウを押さえつけて仕留めるのは困難で、一頭だけならほぼ不可能である。
黒い死神
アフリカスイギュウは相手を敵とみなした場合はかなり獰猛になり、好戦的になるのでアフリカ現地民の間ではBlack Death黒い死神と恐れられている。
実際にアフリカの陸上の危険な大型動物トップ5にランクインしている。
※トップ5=カバ・ゾウ・ライオン・アフリカスイギュウ・サイ
アフリカスイギュウによる人間の死傷者は年間に200人にもなると言われている
天敵・捕食者
アフリカスイギュウの成獣は力が相当強いため、天敵となるのはライオンやナイルワニくらいのものである。
幼獣はチーターやヒョウ、ハイエナに捕食される事もある。
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