悪魔 アイムについて



名:アイム(Aim) 別名:アイニ(Aini)、ハボリム(Haborim、Haborym) 序列:23 爵位:公爵 惑星 :金星 星座:天蠍宮てんかつきゅう(さそり座)

アイムとは

アイムとは悪魔学における悪魔の一人で、『ゴエティア』に記載された「ソロモン72柱の悪魔」の1柱を担う魔神である。

『ゴエティア』によると、アイムは地獄の魔神26個軍団を支配する序列第23の悪魔にして、偉大なる地獄の公爵であるという。

また、彼は火のともった松明を手に持ったハンサムな人間男性の姿で大蛇に乗って現れるが、その頭部は3つあると言われている。

一つ目は「のような頭部」二つ目は「額に星が2つある人間男性のような頭部」三つ目は「子牛こうしのような頭部」だそうだ。

次に彼の持つ能力や術者にもたらす恩恵についてだが、彼は術者の命令に応じて、手にした松明の炎で城や名所、都市などを火の海にするそうだ。

また、彼は人間を機知きちに富ませ、さらに、私的な物事に関して真実の答えを授けるという。

なお、「機知に富ませる」とは「あらゆる方面で役立つ知恵や賢さを与える」という事で、「私的な物事に関して真実の答えを授ける」とは「他人の秘密や隠し事などについて教えてくれる」という事だそうだ。

いずれにせよ、アイムを召喚してその力を借りたい者は彼(下記)の印章を羊皮紙ようひしまたは金属板に書いて身に着けておかなければならず、もしも怠った場合は彼を従える事は出来ず、恩恵は受けられないそうなので注意されたし。


備考

『ゴエティア』に記述されているアイムの持つ三つの頭部はそれぞれ「のようなもの」「人間男性のようなもの」「子牛のようなもの」であるが、19世紀フランスの文筆家ぶんぴつかコラン・ド・プランシーによって書かれた悪魔解説書『地獄の辞典』では子牛の部分が「のようなもの」となっている。

下記に『地獄の辞典』に描かれたアイム(ハボリム)の挿絵の画像を貼って置くので参考にして欲しい。


参考文献

・英語版ゴエティア 英訳:マクレガー・メイザース

・魔導書ソロモン王の鍵 編著者:青狼団

・萌える!ソロモン72柱の魔神事典 著者:TEAS事務所

・Wikipedia等





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