戦闘ステータス
「イッカク(雄)」
・ランク:B-
・総合攻撃力(牙):250
・持久力:500
・すばやさ(海中移動速度):100
・瞬発力:500
・防御力:200
・耐久力:600
・知力:300
「人間(雄)」
・ランク????
・攻撃力(素手):120
・咬合力:60
・持久力:400
・すばやさ(移動速度):150
・瞬発力:300
・防御力:250
・耐久力:200
・知力:999
もくじ
まえがき
皆さんはイッカクという少し変わった動物を知っていますか?
イッカクはその名前から分かるように角のような牙が特徴的なクジラ類の仲間なのですが、その生態は未だに謎に包まれた部分が多く、私が所属する野生動物戦闘能力研究会のメンバー間でも常に議論が耐えない種であり、とても興味深い生き物です。
一説には中世ヨーロッパの一角獣伝説を生んだのはこのイッカクだと言われています。
ちなみに先ほどイッカクの角の事を牙だと言いましたが正確には上顎の左側の前歯が伸びたもので、何百万もの神経が集まっており、近年では外敵用の攻防に用いるための物ではなくて水圧や水温、海水の塩分濃度などを感じ取るために使われる物だという事が分かって来ています。
その一方で、確かに牙は攻防用の武器ではないかも知れませんが、彼らは獲物(小魚やイカ)を狩る際にあの長い牙をブンブン振り回し獲物を仕留めます。
さて、肝心のイッカクの強さですが、クジラ類の仲間というだけあって大きな個体は5メートルを超えますし体重も2t近くになります。さらに上記の事を踏まえるとやはりあの牙も脅威になり得るという事で、私は「イッカクは強い」と思います。
何よりもあの日常生活において不便に思えて仕方のない理不尽なほど長い牙に浪漫を感じてしまいますので、浪漫補正込みでやはり「イッカクは強い」と言わせて頂きます。
そして今回はそんな未知と浪漫に溢れたイッカクの生態と倒し方についてレクチャーしていきたいと思いますのでしっかりついて来て下さい!
では先ず、生態から見ていきましょう( ..)φメモメモ
イッカクの生態・形態
・イッカクは偶蹄目イッカク科イッカク属に分類されるクジラ類の仲間
・分布:北極海
・生息域:海
・体長:3.7~5メートルほど※牙長:1~3メートル
・体重:700~1800キログラム
・イッカクの平均遊泳速度は時速6kmほどと人間の歩く速度とあまり変わらないが、驚いた時や獲物を追う際のトップスピードは時速40km前後
・獲物を仕留める際の速度はボクサーのジャブ並に早い
・基本的に数等からなる小規模の群れで生活をするが、それらの小規模の群れ同士が1つに集まって何百頭にもなる巨大な群れを形成する事もよくある
・繁殖期にはオス同士の交尾権をめぐる争いが行われるが、勝敗は強さではなくて牙の長さや牙を持ち上げた時の角度(より鋭角に持ち上げた方が優勢)により決まる
・潜水は連続して20~25分可能で、水深1800メートルほども深く潜る事もできる
・呼吸は頭部の後ろに開いた穴を通じて行われる
・シャチやホッキョクグマに捕食される事もある
さて、イッカクについて少し詳しく学んだ所で次はいよいよ闘い方のレクチャーに移ります( ..)φメモメモ
※イッカクとは氷上から闘います
ステップ1「氷上で足場を確保しながらチャンスが来るのを待て!」
先ず大型の海洋生物と丸腰で水中で闘ったら人間は1分も持たずにやられてしまうでしょう。
さらにイッカクは極寒の海に生息しているので例え酸素ボンベを背負って潜っても寒さであっという間に現世とさよならする事になります。
なので今回は氷上でイッカク待ち伏せして一気に片を付ける戦法でいきます!
さて、水中にいる間はこちらから攻撃をしかける事は出来ませんがイッカクは哺乳類なので呼吸をするためには空気中の酸素を取り込む必要があります。
その際は頭部の後ろにある噴気孔から行うので一旦潜って姿が見えなくなっても必ず呼吸をするために顔を出します。
その時が攻撃のチャンスですので、それまでは氷上でしっかりと足場を確保しながらじっくり釣りでもするように待ちましょう( ..)φメモメモ
ステップ2「牙を叩き折れ!」
さて、イッカクが呼吸をするために水中から頭を出したら牙の先端を掴んで利き足で鋭い蹴り(前蹴り推奨)を入れて叩き折りましょう!
折った後も牙を掴んでいる手は握った状態で保ち、そのまま牙を武器として活用します。
※イッカクの牙はとても柔軟でどの向きにも30cmほど曲げられるそうなので、勢いよく鋭い蹴りで臨みましょう( ..)φメモメモ
ステップ3「噴気孔に牙を突き立てろ!」
さあ、武器を手にしたら一気に仕留めにかかりましょう!
と言ってもイッカクの牙はそこまで鋭利ではないのでやたらめったらに突き刺してもあの大きな体躯ですから仕留めるのは困難でしょう。
そこで弱点である噴気孔に狙いを定めて牙を突き立てましょう!
ここで一番の懸念は牙を噴気孔に突き刺す際に極寒の海に落ちてしまうという事です。運よくイッカクが我々の立っている氷上に頭を近づけてくれれば落ちずに済むのですが、多くの場合仕留めるためには極寒の海へのダイブを余儀なくされるでしょう。
※北極圏の海に落ちた場合、すぐに対処しなければ数分で命を失う事になってしまうので気をつけましょう( ..)φメモメモ
あとがき
さて今回は浪漫に満ち溢れたイッカクについて記事を書いてきましたがいかがでしたか?
多分動物好きの方でもイッカクなど極地に生息する野生動物を実際に見たという人はそんなに多くないでしょう。
しかもイッカクは世界のどの水族館でも飼育されていないので、イッカクを生で見たいという方は北アメリカ(カナダ北部)やグリーンランドなどの北極圏に足を運ばなければいけません。
かく言う私も実際にイッカクを生で見た事はありませんので、生きている間に一度は必ず見たいです( ..)φメモメモ
では今回はこの辺で失礼します。
※この記事の内容に含まれる「闘い方」は私の脳内戦闘経験を基に導き出したものなので決してマネしないでください
ちなみに、YouTubeに野生動物の倒し方を朗読した動画を投稿してあるので、興味のある方は是非一度ご覧になってくださいね↓