先日ファンアートとして遊戯王の「カオス・ソルジャー」のフィギュアを作ったので今日はその紹介と作り方や材料などを記事にしていきますので興味のある方は読んでいってください(#^^#)
材料
・軽量石粉粘土
・液体状の粘土(上記の粘土を水で溶いたもの)
・1mmアルミワイヤー(針金)
・紙コップ
・爪楊枝
使用する道具
・スパチュラ
・平筆
・棒状のやすり※ダイソーに売っている3本入りの小さいやつがお勧め
・カッター
・彫刻刀セット
・プラスティックの作業版
ステップ1:実物の大きさを調べてスケールを決める
フィギュアを作る時は先ずは実物の大きさを調べてから、次に1/12などのスケールに当てはめて考えるのですが、カオス・ソルジャーの正式な大きさは公表されてなかったので、大体180~190センチくらいだと仮定しました。
次にスケールですが、今後もたくさんフィギュアを作る事も考えて小さめの1/24スケールで作る事にしました。※デカいと置く場所に困るため
180~190センチを1/24で作ると直立状態で高さは約7.5~8センチになりますが、今回は腰や脚を曲げているのでもう少し低くなります。
ステップ2:デザインやポーズを決める
デザインやポーズは好みで決めて良いので、自分のイメージする「カオス・ソルジャー」を作れば良いと思います。
私の場合は初期系のカードイラストをイメージしてデザインやポーズを考えましたが、まるきっり同じではちょっとつまらないので、雰囲気はそのままにして少しオリジナリティを加えました。
ステップ3:ステップ1と2で決めた内容を基に完成図を紙に描く
出来れば左右前後の4面から見た完成図を描いた方が後々楽です。
ここでどれだけ時間をかけてちゃんと描くかでフィギュアの出来が大きく違って来ます。
なお、技術的に上手く描けなくても自分の頭の中で各部パーツの大きさがイメージ出来ればOKです。
また、ディティールは描き込まなくても大丈夫ですが、頭や胴体、手足の長さや太さなどは細かく設定して描かないと後で面倒になるのでしっかり描きます。
ステップ4:顔をざっくり作る
人型のモンスターを作る時は先ずは顔から作って行きます。
先ず、アルミワイヤーを4~5センチくらいにカットします。
次に、頭の大きさ分の粘土を少し丸めてそこにワイヤーを差し込みます。
粘土が硬化前なのでしっかりワイヤーに固定されず、このままでは造形がやりにくいので、この段階ではざっくり目のくぼみ、鼻などの表現を少しだけして後は硬化してから行います。
※画像のものは一度硬化させた後のものなので結構しっかり細かく造形していっています。
硬化したら出来るだけ細かく造形をして行きます。
ステップ5:ヘルメットを作って装着する
本当はこういう小物は仕上げの段階で付けた方が作業効率が良いのですが、こういうのから付けていかないと雰囲気がでなくてモチベーションが上がらないので私は先にヘルメットを作って装着しました。
ヘルメットは紙コップを平らに伸ばして厚紙として使用し、そこにヘルメットの展開図的なのを描き込んで彫刻刀で切り取って、さらに液状粘土を塗って硬化させて作りました。
ヘルメットについている3本のびよーんとしたものも同じく紙コップから作りました。
家にあったちょうどいいのが紙コップだけだったので私は紙コップを使っていますが、別に紙コップでなくてもある程度の強度のある厚紙なら何でもいいと思います。
ヘルメットの造形が出来たら、硬化させてから頭に装着します。
ステップ6:首から股関節の辺りまでざっくり造形していく
最初に粘土を首から股関節辺りまでざっくり盛ります。
次に胸の辺りに適量丸めた粘土を2個つけてなんとなく胸の形にします。
都度完成図と照らし合わせながら盛り過ぎた部分は削ぎ落して、足りない部分は足していきます。
肩と胸の辺り、さらに背中の肩甲骨辺りは同時に作って行き、それが終わったら次にシックスパックを作ります。
適量丸めた粘土を6個つけて、慣らして作ります。
男性のもっこりした部分まで表現したら一旦硬化させます。
ステップ7:首から股関節部分までの細かい造形をする
完全に硬化したら盛り過ぎた部分は削ぎ落して、足りない部分は足したり、細かい部分の修正をします。
甲冑を着せたりして見えなくなる部分もありますが、練習にもなるのでちゃんと作って置いた方が良いです。
背中部分にもしっかり肉付けをして自然な形にして一旦硬化させる
ステップ8:ワイヤーを取る
ここで飛び出ているワイヤーを根元から引き抜く事をお勧めします。
慣れてくるとワイヤーなどを芯に使う方が楽に作業が出来ますが、初心者の内はこのワイヤーが邪魔で思うように造形が出来なくなってくるのでない方が作りやすいです。
私が作ったカオス・ソルジャーもワイヤーを抜いてあります。
ステップ9:お尻と腕の上腕部分を作る
完成図と照らし合わせながら腕の上腕部分を作って取り付けます。
形を整えるのは付けた後の方がやりやすいです。
次に適量丸めた粘土を2個お尻の部分に取り付けて慣らします。
ステップ10:太もも部分を作って取り付ける
完成図と照らし合わせながら太もも部分を作って取り付けます。
出来たら一旦硬化させ、硬化したらやすりで削ったり、足りない部分に粘土を盛ったりしてしっかり形を整える。
腕や脚は特に内側の部分が後で修正するの大変になってくるのでこの段階でやっておきます。
ステップ11:手首、足首までの部分を作って取り付ける
これも今までの工程と同じような感じでやって、硬化させてから細かいところを修正します。
ステップ12:剣や盾、甲冑などのパーツを全て作る
この段階まで来たらそろそろ細かいパーツとかを全部作っといた方が良いです。
甲冑も含めて全部紙コップ+液状粘土で作ります。
なお、甲冑は前面部分だけ紙コップで作って、背面と襟みたいな部分は後で作ります。
ステップ13:甲冑を付けて慣らす
ステップ12で作った甲冑を前面に取り付けて慣らして硬化させます。
ステップ14:甲冑の背面、襟部分の表現をする
前面部分の甲冑が硬化したらつなぎ目の部分などの細かい造形をして肩、背中と繋がるように粘土で表現していきます。
背面の表現は細長く丸めた粘土を甲冑の一番下部の部分に取り付けるだけでOKです。
襟は薄く伸ばした粘土を適切な長さの長方形にカットして、首に巻くようにして取り付けます。
ステップ15:足を作って付ける
粘土を丸めて、すこし棒状にして先端を指でつまんで尖らせるとそれっぽく見えます。
ステップ16:剣と盾以外の細かいパーツを全て取り付ける
盾や鎧、プロテクターみたいなものに模様などを付けたい場合は取り付ける前にやると効率が良いです。
私は取り付けてからやったので少し面倒くさかったです。
ステップ17:全体的にやすりをかけたり、細かい部分の表現をする
剣と盾を付けると他の部分の作業が難しくなるので、付ける前に済ます。
ちなみに足首のリングみたいなのと膝のプロテクター部分の輪っかは細長くちねった粘土です。
ステップ18:剣と盾を取り付ける
先に拳大の大きさの粘土を左右の手首に取り付けて、そこに液状粘土を塗ってから先ずは盾を取り付けて、動かなくなる程度まで硬化させます。
次に剣も同じように取り付けますが、盾よりもその場にキープさせるのが難しいので、逆さまにした状態でドライヤーなどで接合部を温めてやると数分で動かなくなります。
ステップ19:色を塗って完成!
最後に色を塗って完成です!
着色料は何を使っても良いのですが、個人的にはアクリル絵の具をお勧めします(#^^#)