第16第アメリカ合衆国大統領 エイブラハム・リンカーンについて



リンカーンは第16第アメリカ合衆国大統領である。

民主主義の基礎を築いたり、アメリカ南部で脈々と受け継がれていた黒人の奴隷制度を廃止に導いたりなど、生涯でたくさんの功績を残したリンカーンはその偉業の数々から「アメリカ史上もっとも偉大な大統領」の一人に数えられているそうだ。

一方でアメリカの先住民族であるインディアンに対しては終始徹底排除の方針を採り続け、残虐非道の限りを尽くしたとも言われている。

さて、今回はこのようにリンカーンについて私が知っている事や調べた事などを簡潔にまとめて分かりやすく紹介していきたいと思うので、最後まで楽しんで読んでくれたら幸いだ。





リンカーンの基本情報

先ずは生誕や死没、身長などリンカーンに関する基本的な情報を箇条書でまとめてみよう。

名前:エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)

愛称:エイブ(Abe)、オーネスト・エイブ(Honest Abe).etc.

俗称:奴隷解放の父、偉大な解放者.etc.

大統領任期:1861年3月4日~1865年4月15日

生誕:1809年2月12日、アメリカ、ケンタッキー州

死没:1865年4月15日、アメリカ、ワシントンD.C.(56歳没)

死因:暗殺

墓所:アメリカ、イリノイ州、スプリングフィールド、オークリッジ墓地

身長:193センチメートル

体重:80キログラム前後

性格:寡黙かもく、穏和、ユーモラス、冷徹

前職:弁護士

配偶者:メアリー・トッド・リンカーン

子供:長男ロバート・トッド・リンカーン(1843~1926年)、次男エドワード・ベイカー・リンカーン(1846~1850年)、三男ウィリアム・ウォレス・リンカーン(1850~1862年)、四男トーマス・リンカーン3世(1853~1871年)


リンカーンにまつわる話

リンカーンについてもっと詳しく知ってもらう為に、ここでは彼にまつわる代表的な3つの話を紹介していく。

南北戦争

リンカーンは大統領に就任する以前から南部で盛んに行われていた奴隷制度に反対していたそうで、そのリンカーンの大統領当選によって南部には不安と不満がつのり、終にアメリカは独立後初めての内戦を経験する事になったと言われている。

戦争はリンカーンが大統領に就任した1861年~1865年にかけて行われ、死者数は総計で70~90万人以上にもなり、内5万人ほどは一般市民であったそうだ。

インディアン迫害

「奴隷解放の父」や「偉大な解放者」などと呼ばれるリンカーンだが、インディアンに対しては非道な排除政策を行ったそうだ。

リンカーンがそのような政策を採った主な理由は恐らく領土の問題などであると思うが、実際のところはよく分かっていないらしい。

一説によると、インディアンに殺された祖父や彼が師と仰いだヘンリー・クレイという人物が間接的に関わっているのではないかとも言われている。

暗殺

リンカーンは南北戦争が終結した年の4月14日にアメリカ、ワシントンD.C.にあるフォード劇場で劇を観ている最中に南部連合の支持者であった俳優ジョン・ウィルクス・ブースに至近距離から銃で撃たれ、翌朝、1865年4月15日に亡くなったそうだ。

この一件で彼は不幸にも暗殺された初めてのアメリカ大統領になってしまったという。

なお、リンカーンは晩年は致死率の非常に高い感染症である天然痘てんねんとうに感染していたと言われている。

もしもそれが本当ならば、暗殺されなくてもすぐに亡くなっていたかもしれない。


リンカーンの名言集

リンカーンはたくさんの名言を残しており、中にはグッとくるようなものも多くある。

そこで、ここでは個人的に気に入ったリンカーンの名言を幾つか紹介していく。

・I am a slow walker, but I never walk back.
(私は歩みは遅いが決して後戻りはしない)

・If you reach the end of your rope, tie a knot and hung on.
(もう後がなくなってしまったなら結び目を作ってしがみ付け)

・You cannot escape the responsibility of tomorrow by evading it today.
(今日責任から逃れたからといって明日の責任から逃れる事が出来るという訳じゃない)

・Those who deny freedom to others deserve it not for themselves.
(他人の自由を否定する者は、自由になる資格はない)

・Every man over forty is responsible for his face.
(40歳を過ぎたら男は自分の顔に責任を持て)





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