悪魔デカラビアについて

名：デカラビア(Decarabia)　序列：６９　爵位：侯爵　惑星：月　星座：宝瓶宮ほうべいきゅう(みずがめ座)

デカラビアとは

デカラビアとは悪魔学における悪魔の一人で、「ゴエティア」に記載された「ソロモン７２柱の悪魔」の１柱を担う魔神である。

「ゴエティア」によると、デカラビアは地獄の魔神３０個軍団を支配する序列第６９の悪魔にして、偉大なる地獄の侯爵であるという。

そして彼は最初は五芒星ごぼうせいの中の星(☆)の姿で現れ、その後は術者の命令に応じて人間の男性の姿を取るそうだ。

なお、「ゴエティア」と関係の深い魔導書「悪魔の偽王国(ヨハン・ヴァイヤー著)」にはデカラビアはアスタリスク記号(＊)の姿で現れるとされている。

では次に彼の持つ能力や術者にもたらす恩恵についてだが、彼は鳥類と貴石きせきの長所やその力を見出みいだす事が出来るそうだ。

さらに、デカラビアはありとあらゆる種類の鳥に類似したもの(鳥のような姿をしたもの)を術者の前に呼び寄せる事が出来るという。

また、それは本物の鳥のように水を飲んだり、鳴いたりするそうだ。

さて、「鳥類が好きで好きでたまらない」という人以外にはありがたみの少ない悪魔ではあるが、それでも彼を召喚してその力を借りたい場合は、彼(下記)の印章を羊皮紙ようひしまたは金属板に書いて事前に身に着けておかなければならず、もしも怠った場合は彼を従える事は出来ず、恩恵は受けられないそうなので注意されたし。