ソロモン72柱の悪魔 地獄の王族プルソンについて分かりやすく記述していく

名:プルソン(Purson) 序列:20 爵位:王 惑星 :太陽 星座:天秤宮てんびんきゅう(てんびん座)

プルソンとは

プルソンとは悪魔学における悪魔の一人で、『ゴエティア』に記載された「ソロモン72柱の悪魔」の1柱を担う魔神である。

『ゴエティア』によると、プルソンは地獄の魔神22個軍団を支配する序列第20の悪魔にして、偉大なる地獄の王であるという。

※軍団員の中にはかつて力天使りきてんしの階位にあったものや座天使ざてんしの階位にあった者たちも含まれている

また、プルソンはライオンの顔をした端整たんせいな男の姿で、手に残忍な毒蛇を持ち、クマに乗って現れるそうだ。

そして、彼の行く先々ではトランペットが吹き鳴らされるという。

次に彼の持つ能力や術者にもたらす恩恵についてだが、プルソンは隠された全ての物事を知り、財宝を発見し、また、過去現在未来のありとあらゆる物事について語ると言われている。

他にも、彼は良き使い魔を授けたり、秘密の物事であるか神聖な物事であるかを問わず、ありとあらゆる地上世界の物事天地創造について真実の答えを授けたりもするそうだ。

なお、彼は身体を人間のようにしたりも出来るし、空気のようなものにする事も出来るという。

さて、術者に様々な恩恵をもたらすプルソンだが、彼を召喚してその力を借りたい者は彼(下記)の印章を羊皮紙ようひしまたは金属板に書いて身に着けておかなければならず、もしも怠った場合は彼を従える事は出来ず、恩恵は受けられないそうなので注意されたし。

備考

『ゴエティア』にはプルソンは「ライオンの顔をした男」というように記述されているが、19世紀フランスの文筆家ぶんぴつかコラン・ド・プランシーによって書かれた悪魔解説書『地獄の辞典』のプルソンの項目の挿絵には「ライオンのような顔をした普通の男」が描かれている。

ちなみに、同書にはプルフラスという悪魔の項目もある。

Wikipediaによるとプルソンとは関係がないらしいのだが、プルフラスの項目に描かれた挿絵の悪魔の特徴は『ゴエティア』に記述されているプルソンの特徴とほとんど一致する。

なので、現代ではプルソンに対してプルフラスの挿絵が用いられる事もあるそうだが、両者は別の悪魔なので混乱しないように。

下記にプルフラスの挿絵の画像を貼って置くので参考にして欲しい。

参考文献

・英語版ゴエティア 英訳:マクレガー・メイザース

・魔導書ソロモン王の鍵 編著者:青狼団

・萌える!ソロモン72柱の魔神事典 著者:TEAS事務所

・Wikipedia等

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