ダチョウの生態・形態・生息地についてそれぞれ簡単に記述していく

ダチョウについて

ダチョウはダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に分類される鳥類で、現世の鳥類の中では最大種である。

翼は持っているが体重が重すぎて飛ぶ事はできない。

目の直径は約5cmと人間の倍ほども大きく、また視力も良い。

さらに卵の大きさは現存する生物の卵としては世界最大で直径約11cm、重さ1.5~1.6kgほどにもなる。

また、ダチョウはアフリカ西部および東部、南部に分布、生息している。

以前はアフリカ全域に見られたダチョウだが、現在は過去の乱獲などが原因でサハラ砂漠以北のアフリカには生息していない。

開けたサバンナや砂漠・半砂漠地帯に生息している。

体長・体重

体長:1.7~3メートル

体重:100~160キログラム

※背の高さはサバンナに住む動物の中ではキリンに次いで二番目に大きい

身体能力

ダチョウは前述した通り飛ぶ事は出来ないが代わりに走るのがとても速く、最高時速は70kmにも達する。

また、持久力にも優れており、時速50~60kmを保ったまま1時間以上も走り続ける事が出来ると言われている。

ちなみにダチョウは二足歩行の動物としては地上最速の生物である。

ダチョウがそんなに速く走れる最大の理由は強靭な二本の脚のおかげであり、またその強靭な脚を使った攻撃は時にライオンなどの大型の捕食者を撃退するほどの威力がある。

過去にはダチョウに蹴り殺された人も一定数おり、一説にはヘビー級ボクサー5人分のキック力があるとまで言われている。

食べ物

通常、ダチョウは植物の草や根、種などを食べる。

ちなみに成獣は水分のほとんどを植物から摂取できるので水がほとんどない過酷な環境でも生きていける。

※幼獣は植物から十分な水分を摂取できないので水を飲まないと危険

天敵・捕食者

成獣でもチーターやライオンなどに狙われる事があるが多くの場合俊足を生かして逃げられる事も多い。

また、強力なキックで撃退する事ある。

ダチョウにとって一番の天敵は人間で羽根や皮革ひかく目的で狙われたり、食用に狩られたりもする。

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